
こんにちは
丸光代表 比嘉です🙂
今回は、テナント物件の
雨漏り調査案件をご依頼いただきました。
雨漏り調査というのは、
実際に現場へ行ってみると
住宅とはまた違った難しさがあります。
特にテナント物件の場合、
店舗デザインや業種によって
天井がかなり高いケースも多く、
さらに点検口自体が設置されていない事も珍しくありません。
本来であれば、
天井裏へ入り、
雨水の侵入経路や濡れ跡、
鉄骨や下地材の状態を確認したいところですが、
それが出来ないケースも多々あります。
つまり、
“内部確認が出来ない状態で原因を追っていく”
という難しさがあるわけです。
もちろん雨漏りというのは、
必ずしも真上から落ちてくるとは限りません。
一度侵入した雨水が、
梁やデッキ、配管、断熱材などを伝い、
全く別の場所から室内へ現れる事もあります。
そのため、
表面上の症状だけを見て
「ここが原因だろう」と決めつけてしまうと、
全く違う方向へ進んでしまうケースも少なくありません。
今回も、
屋上へ上がり調査を進めていくと、
あちらこちらにシリコンコーキングによる
応急処置の跡が確認できました。
恐らく過去にも、
何とか雨漏りを止めようと
対策を繰り返してきた事が伝わってきます。
ですが実は、
この“応急処置のコーキング”が、
逆に原因特定を難しくしてしまう事もあります。
一見すると、
「コーキングされているから大丈夫」
と思われがちですが、
コーキング工事というのは、
ただ材料を打てば良いというものではありません。
施工箇所によっては、
しっかりと下地処理を行う必要がありますし、
密着性を高めるための
プライマー塗布も非常に重要になります。
さらに、
コーキングガンで材料を充填した後も、
ヘラでしっかり押さえ込み、
厚みを確保しながら
下地へ馴染ませていく工程が必要です。
この工程が不十分だと、
見た目だけ塞がっている状態となり、
内部では隙間が残っているケースもあります。
そうなると、
本来の侵入口が隠れてしまい、
調査側としても
判断が非常に難しくなる事があります。
雨漏り調査というのは、
“水の動きを想像する力”
がとても重要です。
だからこそ、
過去の補修跡や、
施工方法、
建物構造、
風向き、
防水層の納まりなど、
様々な要素を一つひとつ整理しながら
原因を絞り込んでいきます。
ですが、
雨漏りは目に見えない部分で進行するため、
途中から
「もうどこが原因か分からない」
という状態に陥ってしまうケースも少なくありません。
実際に、
色々な業者さんへ相談し、
補修を繰り返したものの改善せず、
最終的に弊社へご相談いただくケースも多くあります。
もちろん、
私たちも決して簡単に考えているわけではありません。
雨漏りは、
建物ごとに症状も原因も異なります。
だからこそ、
先入観を持たず、
一つひとつ丁寧に調査を積み重ねる事が大切だと考えています。
お客さまにとっては、
営業への影響や、
商品・設備への被害、
精神的ストレスも大きい問題です。
少しでも早く、
安心して営業や生活が出来る環境へ戻れるよう、
これからも原因追求に向き合ってまいります🫡